「解約返戻金」という言葉をご存じでしょうか?
「解約返戻金」あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、一般的に
保険に関係するお金をいいます。
今回の記事は「解約返戻金」について詳しく解説します。
▼解約返戻金とは
「解約返戻金」とは
保険契約者または
保険会社の都合で「
保険を契約期間の途中で解約」したときに支払われるお金です。
「解約返戻金」は「終身
保険」や「養老
保険」で払い戻されることが多いです。
今まで支払った全額が払い戻されるとは限りません。
▼解約返戻金の種類
解約返戻金の種類は3種類あります。
■低解約返戻金型
保険料払込期間中の解約返戻金額が低いのが特徴
保険料を抑えることができ、
保険料払込期間満了を過ぎると解約返戻率が上昇するのがメリット
保険料払込期間満了前に解約した場合は、受け取れる解約返戻金は払込
保険料の70%程度と低いのがデメリット
■従来型
終身
保険で多く採用
支払う
保険料とともに解約返戻金が増えるのが特徴
支払期間が満了する頃には、支払った
保険料と解約返戻金が同程度になる
払込み期間終了後も引き続き運用、「解約返戻金」は緩やかに上昇する
■無解約払戻金型
定期
保険・医療
保険で採用
毎月の
保険料を割安にできるが「解約返戻金」はないか、あっても少額の支払いになる
▼解約返戻金は税金の対象となる
「解約返戻金」は一時所得で課税対象になります。
税金の金額は
「(解約返戻金額-支払った
保険料総額)-基礎控除50万円」×2分の1×所得税率
で計算できます。
解約払戻金と支払った
保険料との差が「50万円以下」であれば、所得税は発生しません。
▼まとめ
「解約払戻金」とは
保険の契約期間の途中で解約した場合に支払われるお金です。
「低解約返戻金型」「従来型」「無解約払戻金型」の3種類があり、特徴も違います。
「解約返戻金」は所得税の対象になりますが、支払った
保険料との差が「50万円以下」であれば課税の対象外になります。